驚愕の重戦車 第三帝国の守護神だったのか! 其の壱

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いきなり すごい BGM だけど

旧友』(きゅうゆう、独:Alte? Kameraden)
とは1889年にカール・タイケが作曲した-、
ドイツを代表する軍隊行進曲なんだよ! 運動会で聴いたことあるだろ!?

ドイツの軍艦マーチみたいなもんだ? 

ドイツにゃパチンコ屋は、ないだろうから
ビアガーデンで流れてればいいんだけどェ~♪

戦車の歌 (パンツァーリートPanzerlied)
にしようと思ったけどほとんどなじみのない曲なんでね・・





ドイツの重戦車といえば、その代名詞にもなっている・・ 

ティーガーI Ⅵ号戦車 Panzerkampfwagen VI Ausf. E (Sd Kfz 181)だ~

ジョニが、ドイツ・・いや 人類が造りえた一番好きな 工業製品の一つなのだ!
兵器とはいえ 好きなものは仕方がない・・・

1942年後半から降伏する1945年まで第一線で活躍した重戦車だよ。


一般にはタイガー(Tigger)という英語読みで広く知られているけど
戦車マニアのジョニ少年は、ティーゲルと呼んでいたんだけど、
最近は、現代ドイツ語の音に近い「ティーガー」てぇよばれているね!

クマのプーさん(Winnie the Pooh)の ティガー(Tigger)の影響かのう( ̄(エ) ̄)y-゚゚゚

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小学生のジョニは、田宮模型の1/35~1/25スケールモデルを造りまくっていた
最近では、1/16サイズのRCモデルも出てるんだな(欲しいけど置く所ないし・・)
やはり ジョニみたいな、アホなおっさんが買うんだろうね・・(-_-;

車体デザインは直線を多用した鋭角的な形状で
ソ連またはアメリカの戦車に見られる鋳造形式castingの滑らかな曲線ではないのだ

つまり 装甲にほぼ平板な圧延装甲板Rolled Homogeneous Armour(RHA)を用いている。 

その井出達が武骨さを強調して 戦車マニアや ジョニにはたまらん魅力なのだv(*'-'*)o

それ以降のティーガーⅡやパンターなどには、
車体前面、側面とも砲弾の直撃に対して装甲を斜に構えるように配置されているぞ


主砲は、実現不可能とされたゲルリッヒ砲Gerlich-Gun(口径の割には強力な貫通力を持つ砲)
を開発して搭載を予定していたんだけ、タングステンカーバイドWolfram-carbideが不足してるため中止、

そこで、有名な88mm砲 クルップ社とラインメタル社が開発した
8.8 cm FlaK 18~高射砲(Anti-aircraft gun)
を対戦車砲(Anti-Tank gun)に転用した、
ラインメタル8.8cm KwK 36 L/56を搭載したんだけど、これがまた大成功なのだ。

砲弾は、被帽徹甲弾8.8cmPzGr39、合成硬核徹甲弾8.8cmPzGr40を主に使用、
1.6 km 以上の距離でT34-76やM4シャーマン(Sherman)を撃破したと言われてるんだ

照準器には極めて正確なツァイスのTZF9b照準器を装備していた。

エンジンは、排気量21000cc、
シリンダーが60度に配置されたV12型液冷エンジンの マイバッハMaybachHL210P45 で、

最高出力は650馬力のガソリンエンジンで強力だけど

車体前面装甲は100mm、砲塔前面は、なんと120mm、
側面と後面装甲の厚さも80mm、側面下部は60mm、
上面と底部の装甲の厚さは25mmと薄い 狙うんなら上と下だな?

まさに鉄の塊である57tの巨体には大パワーをもってしても充分ではなく 
中期から700馬力に強化されたんだ!

ちなみに燃費は、整地でリッター200m、 
不整地だと30m以下なのだ 

燃料タンクは540リットルだけど 普通の道で航続距離100kmしか走らんのう!?

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そのガン鉄のような強固な装甲は、
ソ連赤軍T-34の76.2mm砲や米軍のM4シャーマン(Sherman)の
75mm砲M3、もしくは76mm砲M1A1(口径3インチ=76.2 mm)のカノン砲では
APCR弾(硬芯徹甲弾)APDS弾(離脱装弾筒付徹甲弾)を使用しても 
ごく至近距離でも貫通できないのだ。

戦車砲 (Anti-Tank Gun)なんだから  当然粘着榴弾(HESH弾)をつかうわな!
それでも歯が立たんw|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ

いまでは、徹甲弾の芯は、タングステンカーバイト(平たく言えば炭化タングステン)を使うんだけど
高価格だから、劣化ウランを使うんだ・・(-_-;

ジョニも投げ釣りの錘で幾つか持ってるけど、もったいなくて使えない?鉛に比べると綺麗だよ!

まあ とにかく・・ それらを使えば
側面なら500m以内なら貫けるが、これらに撃破されたティーガーは、皆無に等しほどだよ

ただ 撃たれると閃光が走り強烈なショックを受けるらしい!?

と 手持ちDVDで、元ティーガーの搭乗員が、
弾が飛び込んで来ないだけマシだけど、生きた心地はしないと訴えていた・・


ポルシェとヘンシェルの2社でティーガーの試作車の競争試験が行われ、
結果としてヘンシェル社のVK4501(H)が採用されたんだけど、


フェルディナント・ポルシェのティーガーVK4501(P)は、
フェルディナント改名して 
エレファント重駆逐戦車 Panzerjager Tiger (P) "Elefant"

として採用された。

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ポルシェ博士とヒトラーはかなり親しい仲だったせいか
博士のメンツを立てたのか定かではないけど?

このエレファントには、発電用エンジンも信頼性の高い
マイバッハMaybach製水冷式ガソリンエンジンに換装され
駆動装置に電動モーターを使用する電気式(ガス・エレクトリック)
いやゆる エンジン発電の電気戦車なのだ!

これは、あとに登場する 超重戦車 マウス にも採用されているよ。


連合軍は ティーガーⅠに対する恐怖が 伝説になりタイガー神話になった

ナチス・ドイツの守護神のように語られるけど

実際のティーガーⅠ は ダメ虎だったのだ!

ヒトラーの一言で、
VI号戦車Panzerkampfwagen IVまでの重視されていたバランスを捨て、
機動力を犠牲にして火力と装甲を強化したんだけど


世界最高水準の技術力を持ってしても、
その機械的信頼性はその57tの車重により大きく損なわれてしまった。

この過大な重量はサスペンションに負荷をかけたが、
トーションバー(torsion bar) これは先進式だけど、複雑で修理が困難だった。
複雑な変速器と操行装置も実戦で大きな負荷をかけると壊れやすかった・・

故障を起こして動けなくなったティーガーIの回収は超厄介な(特に敵前において)作業だったし、

もし、ティーガーIが動けなくなったティーガーIを牽引すると、エンジンはしばしばオーバーヒート・・
軍規で禁止されるほどなのだ・・


もうだめだめのトラさんなのだ!

藪に隠れて獲物を虎視眈々と狙うしかないのだ。虎だからいいのかな?

しかも重いだけでなく でかい! 

履帯 キャタピラ(Caterpillar)の1平方cm接地圧を下げるため724mmと
前例のないほど広い幅が採用された。
(キャタピラは、商品名だから 松本画伯ぽく無限軌道と言うかな?) 

これだと 車幅に制限のある鉄道輸送に際してティーガーIの車体がはみ出し、
そのままでは輸送できなくなったのである。

だからいちいち外側の転輪を外し、520mm幅の輸送用の履帯をつけかえりゃにゃいかん

とてつもなく世話の焼ける大とらだったのだ。


しかも 生産コストが非常に高いと来る・・ 

4号戦車Panzerkampfwagen IVの約3倍 

主力だったⅢ号戦車Panzerkampfwagen IIIの
後続の中戦車 V号戦車パンターPanzerkampfwagen V Sd.Kfz.171 の2倍もするのだ!

連合軍にとっては、悪魔のような強敵だったけど 
ドイツ側でも守護神どころかとんだ厄病神だったのだ。

まあ まともに動けば 無敵なんだけどね~?

ヒトラーの誤ちのひとつが、このティーガーI、Ⅱを敗戦まで造り続けたけとなのだ
その分をV号戦車パンターに振り分けるべきだったのだ!

軍隊に求められるものは、いち早く部隊を展開できるかだ、それで勝敗はきまる!

ただ 生産台数は、1355輌 T-34は58000輌 M4は50000輌
この数には、とうてい対抗できない、 数に負けた。

ティーガーI、Ⅱは 地上最強の戦車であったのは、間違いない事実なのだ!


そのV号戦車パンターは、重戦車ではないんだけど、 
どんなものかというと 戦前のドイツ戦車最高傑作と言われているのだよ!


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V号戦車パンターPanzerkampfwagen V Sd.Kfz.171

中戦車といっても 重量は45トンもあるけどティーガーIと同じエンジンのため
最高速も55km/hと速い? 
高性能でありながらコストパフォーマンスが高い優秀な戦車なのだ。

 


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ヤークトパンター Jagdpanther (Sd.Kfz.173)

パンターの車体を元に、
71口径8.8cm対戦車砲 (8.8cm PaK43/3 L/71)を搭載した駆逐戦車。
敵戦車の撃破を目的とした装甲戦闘車両である。自走砲の一種だのう
発祥地のドイツ語からjagdpanzerと呼ばれ、英語圏でも呼称として定着したんだ。

う~~~ん とにかく カッチョイイのだ!!


昔の戦車少年は、この戦車を ロンメル戦車 と呼んでいた? 

これは田宮模型が子供たち向けに親しみやすく格好のよい商品名として、
ヤークトパンタースケールモデルロンメル将軍の名前を付けていたためである。

でも ジョニは、この名前は小学生の身ではあったけどかなり疑問に思っていた。
連合軍がわのコードネームかな? なんて・・

実際にヤークトパンターの開発や運用にロンメル将軍は一切関与していないのだ!

日本模型のキットの商品名は「ハンティングパンサー」なんだけど
今なら マニアは、絶対に許さない ネーミングだの~

今回は、重戦車特集なんで 詳細は割愛いたしますですよ~!




現場の声を聞かない独裁者は、お気に入りの重戦車を次々に登場させてくる



長くなり過ぎなんで 次号へ 超重戦車 マウス 超々重戦車ラーテとつづく