驚異のエンテ・カナード型 九州 局地戦闘機 震電 J7W1
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020330.jpg)
エンテ (Ente) とはドイツ語で鴨のことで、鴨が飛ぶ姿に似ていることからこう呼ばれる。
エンテをフランス語に直訳したのがカナール (canard) で、これを英語読みしたのがカナードだよ!
エンテをフランス語に直訳したのがカナール (canard) で、これを英語読みしたのがカナードだよ!
エンテ型は飛行機の形態としてあまり一般的ではないんだけど
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020340.jpg)
世界で初めての有人動力飛行である ライト兄弟のライトフライヤー号(Wright Flyer)
は、このエンテ型だあ!
は、このエンテ型だあ!
サントス・デュモンの14bis型機(Santos-Dumont 14-bis)なんてのもあるぞ!
震電の目標性能は当時の最速戦闘機 「疾風」 を120km/hも上回る
405ノット(750km/h)の最大速度が期待されていたんだけど(・・;)
とにかく かっちょいいのだ~!
エンジンは ハ43 前に紹介した中島の 誉 に対抗するため、三菱の小型の金星を18気筒化
馬力当たりの重量(パワーウェイトレシオ)を世界一軽いものにする
馬力当たりの前面面積も世界一小さいものとする。
世界一の高い信頼性を持たせる。
最高出力は2,200馬力とする。
高々度性能も世界一を狙う。
馬力当たりの前面面積も世界一小さいものとする。
世界一の高い信頼性を持たせる。
最高出力は2,200馬力とする。
高々度性能も世界一を狙う。
・・・という極めて野心的な目標を掲げたエンジンで、
並々ならぬ努力と工夫を必要とするものだったのだ!
並々ならぬ努力と工夫を必要とするものだったのだ!
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020400.jpg)
日本で開発された航空機(日本陸海軍機)の中で史上最高速の
キ83排気タービン過給機などは、
キ83排気タービン過給機などは、
比較的 成功 したが、 ほとんどの場合 誉 同様
未熟練工の大量生産による粗製濫造と燃料事情の悪化により、
出力・稼働率の低下に悩まされたのだ。
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020420.jpg)
アメリカ軍に接収されそのまま性能試験を受けたが、
このとき米軍規格のオクタン価の高いガソリンが使用され、
計画値を遥かに上回る762km/hをたたき出した。
日本が開発した戦闘機がマークした最高の数値である。
通常の レシプロエンジン機としては、ほぼ限界の速度だぞ!
震電は、それを上回る可能性を十分に秘めていたのだ。
その 九州飛行機の「震電」は
海軍航空技術廠の鶴野正敬少佐の長年の研究と熱意で 試作・飛行 にまで至った
海軍航空技術廠の鶴野正敬少佐の長年の研究と熱意で 試作・飛行 にまで至った
昭和18年3月この「前翼機」の課題を解くために模型による風洞実験を繰り返してきたが、
さらに実証するためにモーターグライダーによる飛行事件に取り掛かった。
さらに実証するためにモーターグライダーによる飛行事件に取り掛かった。
このテストには鶴野大尉(当時)が自ら操縦し、
「十八試局地戦闘機」としての技術的見通しがたったとして正式に試作が発令されたのであ~る。
「十八試局地戦闘機」としての技術的見通しがたったとして正式に試作が発令されたのであ~る。
海軍はむしろ震電の開発に踏み切ったのは、性能だけでなく、
このエンジンレイアウトなら、長さが3mを超える30mm機関砲4門を、
プロペラの回転にわずらわされることなく機首に集中して配置し、
機関砲の全能力を発揮して必殺の弾丸を
プロペラの回転にわずらわされることなく機首に集中して配置し、
機関砲の全能力を発揮して必殺の弾丸を
飛来を予想されていた ボーイングB-29スーパーフォートレス
に浴びせられることにあったんだと思うんだがね!
に浴びせられることにあったんだと思うんだがね!
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020410.jpg)
実際の試飛行では水平飛行中に最大速度293.5km/hを記録しているが、
これは降着装置(脚)を出したままの状態で、
プロペラのカウンタートルクを相殺しきれず右に傾いたままの飛行となり、
操縦性に難があった。
これは降着装置(脚)を出したままの状態で、
プロペラのカウンタートルクを相殺しきれず右に傾いたままの飛行となり、
操縦性に難があった。
これは低速で高迎角時におけるプロペラ機の特徴的な空力特性なんだそうだ。
でも すごい動画があった
これは ジョニも少々驚き オオーw(*゚o゚*)w 本当に飛んだんだね!?
日本では初となる前翼型戦闘機の試みであったが、
当時の各国でも前翼機の試作は行われていた。
当時の各国でも前翼機の試作は行われていた。
どんなのがあるかというと!?
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yhmatyami2/20010101/20010101020350.jpg)
代表的な例として米国のXP-55 アセンダー、
イタリアのアンブロシーニS.S.4、
英国のマイルズ・リベルラが挙げられるが
どれも実戦に運用されたものはなかった。 第一デザインが煮え切れない
震電のデザインは、マジ素晴らしいね~
震電のデザインは、マジ素晴らしいね~
震電には将来ジェット化する構想があったと言われておるんじゃが
レシプロエンジン機がなぜ 音速を出せないか、
ブログUPしていこう ( ̄ー+ ̄)y-'~~~