なぜ無宿渡世の道に入ったか、定かでない・・

木枯らし紋次郎 1972



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笹沢左保の小説を原作とした。1972年に放映された時代劇だ

市川崑劇場というだけのことはあり 

さすが・・としか言えない出来栄えなんだな~

映像には映っていないところまでも視えてくるような
広い世界感をかんじるのだ

その時代の空気まで感じ取れる・・

ほんとに名監督なんだな。

最高のスタッフが世に出した、最高の作品、
称賛の言葉が見つからないほど素晴らしい作品だ!


当然 社会現象にまでなった超傑作時代劇なのだ!

後にも先にも これ以上の時代劇は存在しない・・とジョニは思う

定番になった感のある「必殺シリーズ」は、
この紋次郎の対抗上に造られたもんなんだよ。




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上州新田郡(にったごおり)三日月村の貧しい農家に生まれたという。

十歳の時、国を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。

天涯孤独な紋次郎が何故無宿渡世の世界に入ったかは、さだかでない・・


あまりの良さに、しばらく余韻が残った 
12歳の少年にこれほど感動させるんか・・

ほんとマジ グッときたぞ!

タイトルには、決め台詞の 「あっしには関わりねえことでござんす」

とぉ入れるべきなんだろうけど 

あえて この芥川隆行さんのナレーターをいれたのだ。




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あまりの人気に 続編も造られたけどね~~(-ω-;ウーン テェ カンジ?


1972年東映制作の映化された 主演は菅原文太・・

1977年には 新・木枯し紋次郎が製作された中村敦夫は主演だけどね・・・

1991年、岩城滉一が紋次郎役を演じた単発のテレビドラマ・・

2009年には江口洋介主演でドラマが製作された・・


はっきり言って 駄作ではないが、全部だめ!


木枯し紋次郎」は中村敦夫以外 絶対にあり得ないのだ。

新・木枯し紋次郎中村敦夫芥川隆行のナレーターだけど 
OPが「だれかが風の中で」でなければいかんのだよ・・


しかしだ!

1993年には、中村敦夫主演で映画「帰って来た木枯し紋次郎」が東宝配給で制作されたんだ。

監督も市川崑が務めた。
当初はTVスペシャルのために製作されたが、
出来栄えが良かったため急遽劇場上映が決定してしまった。

前作のまんまだぞ!

のちにフジテレビ系列でテレビ放映もされた。

これは、しっかりビデオ録画したぞ。」

久々に本物の紋次郎を見て・・ほんと涙もんだったなあ~!?

やはり!

監督 市川崑

ナレーター芥川隆行

主題歌 だれかが風の中で

そして 紋次郎 中村敦夫

がそろって、初めて 木枯し紋次郎 が完成する。



名曲「だれかが風の中で」は、

作曲は、

小室 等さん 言わずと知れた 六文銭のリーダー フォーライフ・レコード初代社長だぞ!

ジョニの世代で知らんやつはいないと思うけど、
若い人のため一応説明しとくっけ?
小室 等、井上陽水吉田拓郎泉谷しげるフォークシンガー4人が1975年に設立したレコード会社だ。


作詞は、
和田 夏十(わだ なっと)さんは 市川崑監督の奥さんだぞ!
文才とアイディアに満ちあふれる人だったけど 愛しまれつつ83年に没

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どこかで誰かが きっと待っていてくれる
雲は焼け道は乾き 陽はいつまでも沈まない 心は昔死んだ・・o(´^`)o イイナ~



歌はもちろん

上條 恒彦さん 出発の歌(たびだちのうた)覚えてる!?

釜石の木太郎として ゲスト出演しているぞ!








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それまでの洗練された殺陣とちがい、
不様とも言えるリアルな喧嘩殺法?が格好良かった 。

飯の食いっぷりも、なんともいえないね


格好悪いのが格好いい? 当時のアメリカン・ニューシネマを思わせる

新しい時代を迎える さきがけ的傑作だったのだ。