空中空母「アクロン」なら毛糸洗いに自信が持てます?

 
 

アクロンと言っても 洗剤のことでは当然ないよ!
 
1930年代にアメリカ海軍が運用した硬式飛行船
アクロンのことなのだ
空中空母といわれる極めて特異な超大型飛行船 アクロンとメイコン
 
 
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             アクロン(USS Akron, ZRS-4)
 
空中空母というと、
ジョニは サンダーバード6号に出てくる スカイシップ1と、
キャプテン・スカーレットのスペクトラムクラウドベースが思いつくんじゃが、
 
なんか未来的なものみたいだけど・・
 
 
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     クラウドベース                 スカイシップ1

このアクロン 1931年の就航した当時世界最高性能、最大級の飛行船なのだ!
 
当時の飛行船の欠点は、気嚢に充填した水素ガスが引火しやすいことだったんじゃが、
アクロンは、米国でしか生産されていない不燃性のヘリウムガスを浮揚に用いたんだのう!

 
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 船体構造やエンジンにも最新の技術が用いられていて、
空気抵抗を低下させるため、ドイツ製のマイバッハエンジン8基は全て船体に収められ、
プロペラだけを船外に突き出しているゾ。

WW1前後の時期の航空機は、航続距離が短く、搭載量も微々!、
これらのデメリットを解消すべく、飛行船の軍事利用が模索されていて
アクロンは、現代の早期警戒機に近い構想に基づき建造された。
 
広大な太平洋で敵艦隊 (とうぜん日本海軍)をいち早く索敵するためじゃよ・・

その索敵能力を向上させるために、搭載された航空機が、
カーチスF9C スパローホークSparrowhawk 五機も搭載出来たんじゃ!
 
 
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クレーンで船体下部から降ろされて空中に発進し、
帰還時には機体上部の装置をクレーンのフックにひっかけて着艦するのだ。
 
想像だけでも 至難の業ぽいね!?イメージ 9
 
 戦後、 
ゴブリン というチョロQのような戦略爆撃機コンベアB-36の護衛のため、同じようなコンセプトの パラサイト・ファイターを計画したけど、
 
運用が困難のうえ、 空中給油が可能になったんで中止された。 
 
             マクダネルXF-85ゴブリン (McDonnell XF-85 Goblin)
 
 
 
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図面で見ると カーチス機がものすごく小さい、
なにせ 全長240mもあるんだからのう!
 
50機ぐらい搭載出来そうな気もするけど やはり無理かな?
 
ちなみに、潜水空母 伊400晴嵐3機搭載していた。イメージ 8 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                 空中と海中 どっちがすごい?
 
 
 
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天空の城ラピュタ のゴリアテみたいな  威風堂々のアクロン 
ドーラ一家のタイガーモスも空中母船だね
 
 
 
1933年 同型艦メイコンが就航直後、わずか2年で、
ニューイングランド沖合にて突風に巻き込まれて墜落してしまった!
 
乗員73名が死亡(生存者3名)の飛行船史上最悪の死亡事故となった。
天候を無視した過酷な訓練が原因とされているが?
 
その姉妹船 メイコンも55年に嵐で着水 沈没してしまった。
それ以降 航空機の発達により 米海軍は、硬式飛行船の運航をやめてしまった。
 
軟式飛行船は、その後も活躍している。
 
 
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